秋子さんの速攻&口撃。北川、香里、美汐撃沈。もはや絶句してるよ… 佐祐理、舞問題なくクリア。 気絶連中……まあいいか。 明日あたり真琴がなんか文句を言ってきそうだが…… こうして今日と言う辛くて慌ただしい日が終わった。 ![]() − 祐一視点 − チュンチュン…… カチッ “あさ〜朝だよ〜。朝ご飯食べて学園に行くよ〜。” “あさ〜あ(カチッ)” 祐一「……朝…か。」 昨日、俺は自分のことをみんなに話した。 闇の力を持っているだけで迫害を受けたこともあった、そのせいで話すのはかなり勇気が必要だった… だから…ここのみんなの反応は凄く嬉しかったよ。 俺は手早く着替えると気分もそれなりに良く、空絶を持ってリビングに向かった。 − 秋子視点 − 昨日、祐一さんの身にあったことを聞いたときは正直に言って驚きました。 相沢本家の方から祐一さんが失踪したと、話を聞かされたときもそうでしたがそれに勝る出来事でした。 相沢家に伝わる異形との契約。このことは、実を言うとずっと前から知っていました。 でも、それは世界のバランスを保つだけの手段だと聞かされていたんです。 そのために相沢家では、世界のバランスが保てる程度の低級異形とのみ契約していたのでしょう。 しかし、祐一さんはルシファーと契約した。それは強大な力を手にしたことを意味します。 相沢家のことですから祐一さんが紅眼の魔剣士だと言うことはわかっているでしょうね… もしかしたら何かを仕掛けてくるかも知れません…その時はどうしたらいいのでしょうか…… 相沢家と荒そう事は避けたいですし… 秋子「ふぅ…困りましたね……」 トントントン… ガチャ 祐一「あ、おはようございます。秋子さん。」 秋子「おはようございます、祐一さん」 祐一「ちょっと鍛錬ついでに散歩してきますね。」 秋子「祐一さん……本家の方はどうするつもりなんです?」 祐一「………あ、そういえば…」 祐一さんのことですから何も考えていなかったのでしょうか? なるようになるさ精神ですね。 (かなり違うと思うけど…) さて、本格的にどうしましょうか…? (聞いてませんね…) 秋子「どうしましょうか?」 祐一「……いずれ殴りこげふんげふん…とりあえず顔を出すくらいはしてきますよ。」 秋子「そうですか…」 祐一「と、いうわけです、ご迷惑は掛けませんよ。では、行ってきますね。」 秋子「はい、わかりました。行ってらっしゃい、朝食までには帰ってきてくださいね。」 祐一「わかりました。」 あんまり心配することもなかったんですね。少しだけ安心しました。 でも、祐一さん…もう少しくらい頼ってくれても良いんですよ… − 祐一視点 − う〜ん。 外はいい天気だ。空気が清々しいぞ。 祐一「さて、ズバッと走ってくるか。」 空絶「(鍛錬ついでに街に入り込んでいる異形を倒したらどうだ?)」 祐一「あぁ、それでも良いな。空絶、異形の位置。わかるか?」 空絶「(一番強力な奴はここから300メートルほどにいるな。そいつ以外は雑魚だ。)」 祐一「そうか、ならさっさと行くか。」 さて、危険分子はさっさと消してきますか。 他の人に危害を加えるかも知れないしな。 北川「あれぇ?相沢じゃねぇか。なにしてんだ?」 祐一「あ?おぉ、北川じゃねぇか。いまから鍛錬ついでに異形と戦ってこようかなってな。」 北川「お前の鍛錬は異形退治なのか…?ま、いいや。俺も行くぜ。」 むぅ…言っている意味は分かるんだが…連れて行くのも面白そうだけど、危険だしな… とりあえず、ボケてみようか… ボケる理由の深い意味は聞くな…何となくだ。 祐一「行くってどこにだ?」 北川「お前に付いてくって意味だよ。」 祐一「なんで?」 北川「異形を倒しに行くんだろ?」 祐一「だれが?」 北川「お前が」 祐一「何しに?」 北川「異形を倒しに行くんだろ?」 祐一「だれが?」 北川「お前が」 祐一「何しに?」 香里「……いつまでやっているつもりかしら?」 むぅ、もうちょっと続くかと思ってたんだが… まぁいいか。予定が早くなっただけだ。ここは適当に言って誤魔化してみよう。 祐一「香里に期待してたんだ。」 北川「………出かける前から疲れたぞ…」 香里「嘘ね…」 舞 「……祐一、嘘はいけない。」 祐一「うわっ!」 北川「うおっ!」 香里「きゃあ!」 び、びっくりしたぞ…会話に気を回しすぎてた… 俺の後ろにまわるとは…危うく空絶抜いてしまう所だったぞ… しかし、舞の実力も相当なモノになったんだな……お兄さんは嬉しいぞ………っても俺の方が年下か。 祐一「舞、頼むから背後から声を掛けないでくれ…マジでビビるし、下手したら攻撃しちまう…」 舞 「はちみつくまさん。」 祐一「で、舞も付いてくるのか?」 舞 「はちみつくまさん」 なんでみんな俺が外出しようとしたところにいるんだ?? 別に出てくる前に別に暴れたなんて記憶はないぞ?」 香里「簡単よ、私は朝のジョギングをしにいくから。」 北川「俺はロードワークと筋トレ。」 祐一「もしかして“また”か?」 舞 「はちみつくまさん、私は剣の練習。」 祐一「ぐはっ!」 これはもう記録的だな。 って言うか使いすぎだろ…… 俺にプライベートが存在しなくなる…… (面白いから良いんだ) 空絶「(主よ、異形が移動したぞ。ここから西に200メートルだ。)」 祐一「あ、あぁわかった。ここから西に200メートルだな。」 香里「西っていったら公園のある方向ね。」 北川「ちょうど良いんじゃないか?公園なら筋トレも出来るし。」 舞 「……そう思う。」 そこまで筋トレしたいのか? 熱血バカ…じゃなくて、まじめだこと… でも、筋トレするにしても武器は使わないのか?素振りとか… 祐一「なあ、北川。お前の武器はどこだ?」 北川「あぁ、これだ。」 そういって北川の出したのは丸い鉄の塊だった。 祐一「……喧嘩売ってんのか?」 だったらちょっと切れるぞ… 北川「いや、マジだって。これが俺の武器なの。だからそんな疑いの目を向けるな!」 香里「その通りよ相沢君。初めての時は私も信じられなかったわ。」 そりゃそうだろうよ。俺だって今も信じてないし。 鉄の塊なんて投げるしか使えないじゃん… 祐一「…じゃあ、実戦でもやってもらうか…空絶、そいつの場所は?」 空絶「(ほとんど変わっていない。西に200メートルだ。)」 祐一「おし、いくぞ。」 北川「おう!ところで、その異形に実力は?」 祐一「しらん!とりあえず行ってみるぞ!」 香里「ちょっと…そんなのと戦う気?」 舞 「……大丈夫。祐一がいるし…」 俺を頼りにされても… でも、相当な実力者がいるんだよな、この街は。本家の当主や秋子さんみたいなのもいるし… …まてよ、警備隊はこの街には存在しないのか?異形だけじゃなく山賊とかもいるだろう…」 香里「あら、警備隊ならあるわよ。」 北川「さらに言うと俺と美坂はその隊員だ。」 祐一「は?なんで考えてることがわかった?」 舞 「……声に出てた。」 祐一「ぐはっ!またか……」 これで何回目だろう…… そろそろこの癖を使ってしまう自分が悲しくなってきた。 祐一「って、北川、お前そんなに実力があったのか?」 北川「失礼だな。俺はこれでも山賊くらい楽に倒せるぞ。」 祐一「その割には異形の気配には疎いんだな……」 香里「異形の気配なんて普通の人にはわからないわ。川澄さんなら、『宮廷騎士』ならわかるかもしれないけど…」 祐一「え!そうなのか?舞?お前が宮廷騎士?」 舞 「はちみつくまさん。いつのまにかそんな通り名が付いてた。」 舞が宮廷騎士だったのか…確かに無口だという噂はあってるな。 たしかに舞は周りの気配に鋭いところがあるからな。気配探知はお手の物か? まぁ、俺もルシファーがいるわけだし、空絶もあるからな。それで気配が分かるのかも。 祐一「んで?いつになったら公園に着くんだ?」 舞 「……もうすぐ。」 香里「ブツクサ言ってないで早く行きましょうか。」 北川「まぁ、あと10メートルもないけどな。」 北川の言うとおり視界の先に開けた場所を確認することが出来た。 あれが公園なのか?異様に広いぞ? そう思ったのはきっと、初めて公園に訪れた全員が同じ意見になるだろう。 なにせ広い。どっかの牧場を公園にしたかのような広さがあったからだ。 祐一「さてと、着いたのは良いけど、異形はどこだ?」 香里「さぁ?」 北川「気配なんて俺にはわかんないしな。」 舞 「……ここの近くからは感じるけど、場所はわからない。」 俺達が訪れた公園は時間も時間というだけあって閑散としていた。まぁ、朝早すぎだし… 鳥のさえずりと木々を揺らす風の音しか聞こえない。 なんとなく癒される感じの雰囲気を持った公園だった。 祐一「………さて、じゃぁ探すか?」 北川「そうだな……俺は武器を出しておくか…戦闘中じゃ描きにくいからな。」 祐一「描く?あの鉄球で絵でも描くのか?」 でも、丸いからな…たいしたもんは描けないよな…? 北川「ま、みてろって。」 北川が鉄球を出して、そこら辺から拾ってきた木の棒で地面に何か紋様を書き始めた。 古代語が使われている……けど、ルシファーの知識を使っても一部分しか読めなかった。 祐一「『物質の形状変化』…たぶんそうだよな?あとは、そこの部分しか読めないな……」 香里「相沢君!あれが読めるの!?」 舞 「……祐一凄い。」 北川「マジか……これ読まれたのはじめてだぞ。相沢は初めてだから説明してなかったからしておくか。」 祐一「あぁ、頼む。」 北川「ここに描かれているのは正確には『この地の古き知識により媒介を術者の望むモノに変化させん。』って描いてあるんだ。これを使うと俺の武器が完成ってわけ。」 なんだ…あの鉄球はギャグ狙いじゃなかったのか……本当に武器になるんだ。 北川「じゃ、始めるか。」 香里「それをやるのを見るのはひさびさね。」 北川「まぁな、この頃暇だったし。」 なにやら雑談しているようだったが俺は驚きで聞いていなかった。 なぜならあの鉄球が徐々に形を何か長めの筒のようなモノに変化していからだ。 祐一「………すげぇ」 北川「だろ?」 祐一「それが錬金術ってやつか?」 北川「その1部さ。もっと上手く使えば土の塊から鉄の武器の精製も出来るらしい。」 祐一「ちょっと尊敬したぞ。ただのバカじゃなかったんだな。」 北川「バカってところがひっかかったが気にしないでおいてやろう。」 祐一「でも、いちいち描くのはめんどくさいよな…短縮出来ないのか?」 紋様を描いてる間に攻撃されたら終わりだもんな… やっぱり短縮法ぐらいはあるはずだろ? 北川「あるにはあるが…失敗することもあるんだ…まだ使いこなしてないからな。」 祐一「そうなのか…だから筋トレとかしてんのか?」 北川「まぁ、筋トレは関係ないけど…イメージトレーニングはやっているぞ。」 香里「そんなことはあとにして、そろそろ探しに行くわよ。」 グガアアァァァァ!!!! 一同「っ!?」 祐一「今のはどっちからだ?」 舞 「……こっち。」 そういい出すと同時に俺達は声のした方に走っていた。 その先にあるのは木が茂っている林だった。 香里「あの中ね。」 舞 「……そう。」 祐一「おっしゃぁ!」 北川「いっちょっ!」 祐一&北川『やったるか!!』 香里「……変なところで息がぴったりね。」 舞 「はちみつくまさん……」 第8弾です♪北川君の錬金術講座(嘘 今回は大したことも起こってませんね。 あえて言うなら北川が錬金術を披露して祐一がびっくりしたってくらいで。 次回もどうなるかはもう時の向くまま気の向くまま……… 次回から雑談会式の後書きにしようかな…… では、読んでくださっている方はこれからも期待はしないでよろしく! そろそろ改訂作業って言うより、新しく造り直してるような感じになってきました… さて、困った!(困ってるようには見えない…) 2002,09,07改訂 |